社交 ダンスの上達を目指す方々へ
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2001年11月:初出
2003年 7月:全面改訂
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社交ダンスの基本

CONTENTS


1.ダンスの種類

古典的なダンス 今流行の 競技ダンス
ブルース マンボ ボックス ルンバ ジルバ サルサ ラウンドダンス タップダンス エアロビダンス ジャズダンス 以下に書きます
などやリンデイ、ヒップホップやパラパラなどが有ります。これらについては其の方面の解説書を紐解いてください。
本サイトでは社交ダンス、とりわけ次項の競技ダンスに的を絞って進めていきます。


2.競技ダンスの種目

モダン種目 ラテン種目
ワルツ タンゴ フォックストロット クイックステップ ヴィニーズワルツ ルンバ チャチャチャ サンバ パソドブレ ジャイブ
まず音楽ありき!3拍子のワルツ、あとは4拍子が主流です。SQQ,或いはQQS、または1.2、1.2.ある時は1a。2a。2拍子にばらして強弱、中弱。そしてメロデイーの違いによって上記の種目が現在踊られています。
練習場で練習する場合を除いて、普通パーテイーやダンスパブ、或いはダンスホールなどでは最近はヴィニーズワルツ、サンバやジャイブなどの音楽もかかるようになりましたがパソドブレはまだまだ一般的ではありません。主に練習場でしかかからないでしょう。
一般的なパーテイーではスローフォックストロットはブルースで、クイックステップはジルバで踊る人がまだまだ多いでしょう。特に混雑してくるとマナーとしてもブルースやジルバで踊りたいものです。ジャイブの曲がかかればこの限りではありません。
上達の秘訣の第一歩はモダン、ラテンを問わず好きな種目からチャレンジ!!
最後は共通していますから。好きな種目が良くなれば他の種目もそれにつれてよくなって来ます。
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3.マナーについて

上手な人ほど他人への思いやりといたわりの心の持ち主である。
まず最初にぶつかった時の挨拶。すみません!御免なさい!と言いましょう。例えこちらが悪くなくてもです。お互いが声を掛け合うことによって気持ちよく踊りあうことが出来ます。特に男性が後退するときは、女性がサインで伝えましょう。
次項で詳しく書きますが踊る方向を守りましょう。LODと言いますが時計の方向と逆に踊っていきます。其の逆方向はぶつかります。他人の迷惑になりますので必ず守りましょう。
次に服装ですが、パーテイーなどの形式によっては正装、ドレスアップが礼儀の場合も有りますし、略式でも気軽にどうぞと自由な場合も有りますので特に女性の方は確かめておきましょう。
次に食事が出る場合と済ませておく場合です。そしてアルコールがOKかどおか。男性は意外と気付きにくいのですが女性は男性のアルコールの匂いに敏感で嫌う方が一般的ですので控え目にしましょう。もう一つ。汗の匂いです。当人は気付きませんが汗かきの方は着替えを致しましょう。
最後に最近はリボンチャンが増えてきましたが彼ら、彼女達は断りませんので安心して申し込めます。我々が一般客への申し込みをする場合ですが、男性の場合、一人の女性に偏らず満遍なく多くの女性と踊るよう心がけて下さい。ペアーで来ている場合はこの限りではありません。最近は女性から申し込む方も増えてきました。其の場合快く踊ってあげましょう。
そこで男女ともにお断りする場合のエチケットとして、理由があればその理由を理解していただけるような言葉の使い方や態度です。本当にすまない気持ちが感じられれば相手も納得してくれましょう。そこにその人の人間性が試されています。肝に銘じていただければ嬉しいです。
体力、スタミナも重要な要素でしょう!とっても大事なことは、踊るのが好きで好きで堪らない! と言う表情の持ち主です。明るく、楽しく、ダンスの上手下手よりはただただ踊りたい! 生き生きと輝いた表情に素敵な仲間が集まってきます。
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4.八つの方向

×(対角線)の方向十(前後左右)の方向
壁斜め 逆壁斜め 中央斜め 逆中央斜め LOD LODに背面して 壁に背面して
この八方向がシルエットがもっとも美しく見える重要な方向です。
この八方向はダンスを始めるにあたって最初に覚えていただく重要な項目です。上手な踊り手ほどこの方向を意識して守っています。なぜなら男女がもっとも美しく見え、そして踊りいいからです。上手になる最初の秘訣はこの方向を大事にして守ることです。
壁斜めからのスタートはワルツ、タンゴ、クイックステップ等、中央斜めからのスタートにスローフォックストロットが有ります。またラテン種目のほとんどが壁に向かってスタートします。
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5.フットワーク

あらゆるフィガーの構成要素は前進と後退ステップ、シャッセから成り立っている。これに回転があるだけです。 前進、後退の正しいフットワークとタイミングを頭の中にインプットしておきましょう。
記号読み方向説明
[HT]ヒール、トウ前進 ヒールでついてフラットの時に体重が完全に乗っている。
この時両足が揃っている。それからトウへ
[TH]トウ、ヒール後退 トウでついてフラットの時に体重が完全に乗っている。
この時両足が揃っている。 それからヒールへ
[T]トウ前進後退の両方 トウでついてトウのまま。 一旦は両足は揃うそれから送る。
[THT]トウ、ヒール、トウ前進後退の両方 トウでついてフラットの時に体重が完全に乗っている。
この時両足が揃っている。 それからもう一度トウへ。
[IE]インサイドエッヂシャッセ 両足を開いた時にインサイドエッヂで。特に重要なことは
ヒールがついていなくともヒールもインサイドエッヂで受けること。
フラットになったときに揃っている。それからもう一度開く。
この時もインサイドエッヂで。
送りと引き寄せる動作
スタート時点では両足は揃っています。まず最初に送りの動作があり、両足が揃うよう引き寄せる動作が必要です。音楽のとり方は中間バランスから中間バランスです。
タイミング
音楽に合うということはこれら、送りと引き寄せる動作がスムーズに使われている必要が有ります。
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6.ワンピース

ワンピースという言葉を耳にした事がおありでしょう?男女二人で一人のような一体感に溢れたダンスをこの様に言います。逆の言い方が”バラバラ”です。
このワンピースと言う言葉の中には
  1. コンタクト
  2. 動き
  3. 音楽
がまるで一人で踊ってるような一体感のことを言います。
以上の説明でお解りのように男女のコンタクトがずれない事がとりもなおさずワンピースで踊る基本の第一歩です。プロムナード系やアウトサイドに出るフィガーで良く腰の部分がずれる事が多く見られますがこの事はもっとも難しい問題を孕んでいます。 上体部分と腰の部分でずれがなく踊っているカップルこそワンピースだと言えます。 以上はホールドとコンタクトについてでしたがもう一つは動きについてです。フットワークについてもワンピースでありたいものです。後退のステップの時に往々にして起こる事ですが足を抜くのが早い場合二人の足の動きにバラバラさがめだちます。ボデイで踊るように練習しましょう。そして音楽があってることです。例えばルンバのニューヨークで2のカウントのときにどちらかの手が早く動けば可笑しなことになりますね。
お互いに良い感じだなーと思うときはワンピース踊りの時でしょう。また変だな?と言う感覚を大事にしましょう。この両方の感覚を大事にし育てましょう。
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7.理想の追求

チャンスを作って最高の踊りを出来る限り観ましょう!
トップクラスの良い踊りを観て、よくあれは特別よ、と棚に挙げる方がいますがそうではなく自分も何時の日にかあのように踊りたい! やれば出来るんだ! と願う気持ちを持ちましょう。そしてあの人と踊りたい!と言う良い相手に恵まれれば一段と励みも出ることでしょう。
ただ単にステップと順番だけのダンスからレベルアップを心掛ければ必ずや其の成果は結果となって人から踊りが変わったね! と言われるような日が来ることでしょう。頑張りましょう!頑張ってください!
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8.急がば回れ

以上この項目の内容をよく一つずつ噛み締め確実なものにして下さい。それには”急がば廻れ”です。こつこつ一つずつを丁寧に確実なものとして身につくように練習して下さい。
重要なことはダンスのボデイを作りあげていくことです。このHPはそこに狙いを絞って書いていきますので最後まで是非読み終えてください。
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