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2001年11月:初出
2003年 7月:全面改訂
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男性のホールド

contents

1.よく言われるホールドの欠点を上げてみました。

欠点症状内容対策
[No1.][右アームが落ちる] 左右の水平感女性が左に立てない、居られない両サイドに張る力
[No2.][右アームで抱え込む] 意外と多いい女性を抱きしめると女性は動けない 肘を前に出す
[No3.][右が狭い]女性の左サイドが伸び伸びと出来ない右にはみ出す努力
[No4.][左アームを倒す或いは左手を捻じる] 女性の右手の違和感つり革を握る要領
[No5.][左サイドに逆スウェイ] 女性が右にとられる左右の水平感
[No6.][左サイドが引ける] 女性が右にとられる左足に立つ練習
大事な原理原則を理解しましょう。どの筋肉(筋)をどう使うか?そのためのトレーニングを順を追って説明してみます。つまりボデイ作りです。
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2.軸の自覚

親指から首へつながる縦の右、左の軸。コンパスを想像してみましょう。閉じているコンパスを開きます。そしてまた閉じます。どちらかが緩んでもいけません。 閉じているコンパスを横に開きます。横に押し出します。そうすると頭と言うボッチも一緒に付いていきます。そして引き寄せて閉じます。そうすると頭のボッチも一緒に付いてきます。
かかしと同じです。たてに垂直、よこに水平。両手を横に開いた状態が似ています。 最初の一番大事な基本は横に開く動作。両手を開いた状態でコンパスを想像して横に押し出しますと頭のボッチも一緒に横へ動きます。そして揃えます。そうすれば頭のボッチも一緒に横へ動いて揃います。この揃え方をサイドをはみ出すと言います。つまり揃うまで横にはみ出す訳です。頭のボッチは揃ったところから次の揃ったところまで横に移動します。 つまり両肩、両肘も揃う位置まで一緒に移動します。コンパスですからどちらとも緩みは在りません。揃うまで横にはみ出す。この事を正しく理解してください。 このサイドへ開いて揃える動作を右へ、左へ、ワルツでは揃うまでライズをします。繰り返し何度も練習すれば筋肉(筋)の働きが分かるのでは在りませんか? ホールドの両肘を張る筋肉(筋)の強化トレーニングのその一です。
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3.インサイドを通す

「インサイドを通す」 と言う言葉をご存知でしょうか?足の裏の内側の事をインサイドと言います。ちょうどスケートシューズを履いた状態を想像して見て下さい。アイスダンスがまさに理想のダンスである訳です。足の裏の癖とでも言いましょうか、人さまざまですが一般的に言って靴の踵の外側が減る傾向の人が多いです。いわゆる外股、或いは蟹股などの事です。
又足の指にしても限りなく小指側に言っている人などはトーンが弱いですからリードが伝わりません。この理想のスケートシューズを履いた状態で踊る事を「インサイドを通す」と言います。実際には軸である脊髄中立線がサイドへのシャッセならインサイドエッジからインサイドエッジで受ける。前進ならヒールからトウへ「インサイドを通す」、後退ならトウからヒールへ「インサイドを通す」。 右足、左足を交互に「インサイドを通す」事に専念して下さい。
スケートは転びますが我々のダンスは転びません。ですからとっつきやすいですがそれだけ難しい訳です。「インサイドを通す」 これが軸を強くする練習になります。またリードがより伝わりやすくなります。
そしてこれこそがボデイを作り上げる最初のポイントです。
ホールドを完成すると言う事はボデイを完成する事にほかなりません。
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4.伸ばす

右足の親指の最先端から足裏のインサイドを通ってヒールのインサイドへ(多くの方がヒール側はアウトサイドの方へとずれている)、さらに股関節を通り、背骨の横を 通って首の付け根に伸びている脊髄中立線は同じように左側にも有ります。これを両方共にピーンとはった状態にしたい訳です。然しまだ伸ばした状態では有りません。ゴム紐を伸ばすように 引っ張り伸ばす訳です。伸ばせば伸ばすほど強くなります。又バネも付いてきます。当然のように連れて身長も伸びます。多くのダンサーは2〜3cmほどは伸びるでしょう。それほどに縮んで居る訳です。そして左右が同じ長さです。どちらが緩くても水平にはなりませんから。
これを練習するにはつま先立って立ち、その時の頭の高さを下げずに踵を下ろす事をやるといいでしょう。ただし踵を下ろすときに後ろにさがっては何にもなりません。
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5.吸い込む

前項の「伸ばす」で述べた”脊髄中立線”(軸)がある理想の位置は背中の一番後ろに持ってきたい訳です。ところが日頃の姿勢の習慣から緩んでどこに有るのか定かでは有りません。本人の 自覚が持てないのも無理は有りません。人間の身体を文房具の分度器に置き換えてみますと、丸まった方を胸に平らな方を背中に見立ててみますとちょうどゼロの位置、と言うと解ってもらえますでしょうか。よく”胸はる君”だとか”そっくり返るんじゃない”とか言う言葉を聞いた事がおありでしょう。こういった方は早い話がバックバランスと言われ、私は昔はやりの”弁当やさん”と読んでいますが、この姿勢を正しいバランスに作り上げていく方法が「吸い込む」作業です。
この作業は「前進」と「後退」のウヲークの練習にほかなりません。
足の親指をどれだけ前まで使えるか、踵をどれだけ後ろの部分まで使えるか、言い換えると足の骨に骨盤を乗っける作業です。人間の骨が踊っている姿を気持ち悪いでしょうが想像してみたください。
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6.左右に開く

人によって当然違いが有りますが理想はネックの部分を開いて完全に右、左と対称的に分ける事です。 車を運転する人は右が縮んで居たり詰まっていたり、捩じれていたりとさまざまです。又寝癖によっても同じような癖が付いています。
すべての癖は最終的には緩みとなって足の裏に溜まります。ですから左右の脊髄中立線を引っ張り伸ばす訳です。 さてここでその左右のとの間隔がどれぐらいあいているのかは 誰も解りません。多くの方は多分くっついているでしょう。ですから左右の間隔を空けるために開く訳です。その要領が足が揃うまではみ出す事です。はみ出して揃える。これを続けていると次第に、自然と自ずから解ってくるものが有ります。その結果がネックの詰まりを開いて左右別々に分ける事になります。完全に右、左に分かれた状態を私は左右に丸太ん棒を抱えた感じだと思っています。この事を意識して練習を積み重ねてさえ居ればもっと開けるとか、右がもっとこうなるとか或いは左がもっとこうなりそうだとか感じてくる事と思います。中途半端な今の感覚が気持ち悪く遣り抜きたいと言う思いがふつふつと湧き起こってくればしめたものです。頑張って下さい。
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この項目が一番難しい表現です。よくつながっていないとか、腰が抜けてるとか言いますがでは正しい姿勢を先生がやってみせてやらしてみても、翌日になってみれば奇麗に消えてしまっています。全男性がもっとも苦労するところです。勿論女性も同じ事なんですが女性は受け身ですからこれが出来ている男性と踊るのは当然ながら、出来ていない男性と踊ってみても同じようにキチント踊るにはやはり大事な事には違い有りません。
「4.伸ばす」で書いたように左右が垂直な状態を確認する方法として懸垂する要領でライズする事と、左右にはみ出して揃える事がどうしても前提になります。これに正しいムーブメントを理解しマスターする事が大事な要素です。では有りますが踊っているさなかに調子の善し悪しで完璧なダンスを踊れるとは限りません。
それは足の骨と骨盤とが股関節でつながっていますが、生身の我々は実際には足を出して歩くと言う習慣からどうしてもボデイが伴っていない訳です。その事が非常に分かりにくい訳です。そこで最初の段階では前進なり後退なりで一歩ステップしたら片足を上げてご覧なさいと奨めていますがムーブメントになりますと動きが切れてしまいます。そこで”通過して”とか”乗り越えて”とかの話になりますが女性ならすぐに正しい感覚が伝わってきますからこれはヒップが抜けているとすぐに感じます。詰まり脊髄中立線が垂直にを絶えず意識する事です。
このまっすぐな状態での直立姿勢からじゅんに膝をゆるめてロアーライズしてまっすぐと言う姿勢を保った状態を腰が入っているとか、繋がっている姿勢と言います。その時は難しい言い方ですが骨盤がやや上向きの掬い上げるような感じになっているはずです。
この状態が解らなくなったときは両足で爪先立ちそのまままっすぐにロアーした状態を何度も繰り返し先生に確認して自分のものにする事です。これから先はムーブメントの内容になります。
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8.肩を乗せる

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この言葉は聞きなれていないのではないでしょうか?ここまでをチョット整理してみましょう。脊髄中立線の自覚、それを伸ばして、開いて、吸い込む作業までを書いてきました。その中で7.腰を乗せる(繋げる)作業を先に書きました。これを経験された方はお分かりなんですがこの肩を乗せる作業もえっ?と言う感じではないでしょうか?昔あるコーチャーが彼は肩が乗っかってないんだよと言う言葉を聞いてその当時は何の事だかよく分かりませんでした。ではどのような状態の肩が乗かった状態何でしょうか?背中の外見が奇麗だからと言って一概には言えないもどかしさがありますが、猫背の方、ムネハルくん(そっくり返っている方)、などがそうでしょうか。次の 9.肩をはずすの項で一緒に説明したいと思います。
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9.肩をはずす

前項で書きましたが猫背やムネハル君のようにそっくり返っているタイプが日本人には多いいと思います。又踊ってみないと解らない癖などもあります。これを直していく方法です。
自覚症状が無いため皆さん方はお分かりにならないでしょうが意外と首の周りで捩じれていたり、詰まっていたりしている訳です。ですから首の周りを左右に開く訳です。右にはみ出して揃え、左にはみ出して揃える繰り返しの末に徐々にではあるが要領が会得できるでしょう。ちょうど小旗を巻きたたんだような状態になっていると考えて下さい。芯が詰まっている訳です。ですからこの詰まりを開く事によって直していく訳です。続けていく中で見えない者が見えてきます。今の自分の首の周りはこういう状態になっているんでは?と言う事が。単に詰まっているだけならまだしも捩じれていたり片方が反対側を向いていたりと人さまざまだと思いますダンスの写真やビデオを見て一番気になる個所がネックラインではないでしょうか?肩からネックに賭けてのラインの美しさは作り上げるものなのです。誰もが理想の美しさに生まれついていたり、またその様な恵まれた状態でダンスを始めたりはしてはいないのです。
最近のプロがジムに通っているのもこの作業を早めたいがためにほかなりません。ローマは一日にしてはならず有名なコーチャーが”誰がやっても10年掛かる事はじぶんがやっても10年は掛かる”と言う言葉を皆さんにもお送りします。何度も繰り返しますがやってみるうちに必ず会得できる事が励みになっていいダンスに繋がり相手に喜ばれさらにやる気を起こさざるをえない、そういう気持ちが沸き上がってくる事でしょう。頑張りましょう。頑張って下さい。
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10.左右それぞれを巻く

1.軸の自覚、2.垂直に伸ばす、3.開く、4.吸い込む、作業を始めて行きますと<3.開く>あたりでこの左右をそれぞれに巻くと言う作業が解ってきます。詰まり左右対称にするための作業です。人の事は解りませんが私の場合は足の裏から腰へ、腰からネックへ、そして又足の裏からと何度も腰と肩から来る捩じれを足の裏から巻き直してきました。その都度2.伸ばし3.開き4.吸い込むと言う作業の繰り返しでした。
その最初の一歩が軸の自覚であり左右の肩のポイントを自覚し流れないように自覚する事でした。それが可能になったのが前進ウヲークであり後退ウヲークでした。このウヲークをただインサイドを通す事に専念し徐々にではありますがそれ以降の開き吸い込む事を会得できたように思います。
始めのうちは燃し逆に巻いていたら首を絞めちゃうと不安でもありましたがお蔭様で肺活量や肩幅などが増えようやくにして人様に見られる背中になる事が出来ました。夢中にやっても気が付いたら10年がすぎていました。まだこの先がある事にも気が付きました。本当に奥が深いと言うか、深すぎて自分の一生涯で果たして出来るのだろうかという思いは今も持っています。
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